
ほとんどの女性がお洒落として嗜んでいるネイルケアやネイルアート。
「manicure(マニキュア)」単語は、
ラテン語の“手”を意味する「manus(マヌス)」と
“手入れ”を意味する「cure(キュア)」が一緒になり変化していったのが語源とされています。
つまり『マニキュア=手の手入れ』という意味で、ネイルカラーそのものを指すわけではなく、
ネイルケアやネイルアート全てを含む意味があるのです。
余談ですが、同様に“ペディキュア”も“足”をあらわす
「pedis(ペディス)」+「cure(キュア)」が語源となります。
ネイルのルーツは、なんと紀元前3000年のエジプトにまで遡るのです。
この時代の王族のミイラの爪には染色が施されていました。
ヘンナ「henna」という植物の花の汁を用いて爪を染めていたようとされます。
(現在、ヘンナはヘナとも呼ばれ、美容院でもヘアトリートメント用に使われています。)
高貴な人ほど濃い紅色で染色され、低いほど薄紅色になっていくのが特徴だそうです。
爪を染色という行為は手を使った労働を強いられない、つまり富裕層の人々の特権だったというわけです。
中国では唐代に楊貴妃が爪に染色を行い、その唐の影響を受け、日本には平安時代に伝来しました。
平安時代には「鳳仙花」(ほうせんか)の花を用いて赤く染め、江戸時代には紅花を用いたようです。
現在のようなネイルカラーが生まれたのは1920年代のアメリカになります。
自動車の塗料として使用されていた、速乾性・耐水性に優れていたラッカーをネイルカラーに応用したのです。
その後、1970年代に日本に本格的にネイルカラーが普及し、
現在のようなネイルケア・ネイルアートへと発展してきました。